竹影掃階塵不動 月穿潭低水無痕

白龍山 瑞雲寺

2014年04月15日 08:54


今月の標語
 ちくえいかいをはらってちりうごかず  
 つきたんていをうかがってみずにあとなし

風に吹かれて竹が揺れ
その揺れる竹がしきりに階廊を掃いている。
しかし、素より陰であるから
階廊の塵は少しも動かない。
皓皓たる中天の月が
青い湖にくっきり映りあたかもそこまで
穿っているように見える。
然し、夜が明けてみると月の痕は少しも残っていない。
風に吹かれる竹のように
湖に映る月のように
何が起きても何があっても
過ぎ去ったら、何もなかったように
澄まして居たいものです。




境内地にも筍が姿をだしました。