涅槃会

白龍山 瑞雲寺

2021年02月08日 08:41

2月15日は
「涅槃会」ねはんえ
お釈迦様が
お亡くなりになった日
「涅槃会」といいます。
お悟りを開かれたお釈迦さまは
その後、
45年にもわたり
人びとに教えを説く
旅を続けられました。
その間、多くの人びとが
お釈迦さまの教えに導かれ
お弟子や信者となっていきました。
その伝道の旅の
最期の地となったのは
クシナガラという所でした。
いよいよ自分の死が近いことを察した
お釈迦さまは
弟子たちにこう説かれました。
「私の亡きあとは、私ではなく
自分自身をより所として、
また私が伝えた教えを
闇を照らすともしびとして
歩んでゆきなさい」
お釈迦さまは個人崇拝の
対象となることを否定され
弟子一人ひとりが確かに
自立して進むことを求めたのでした。
そして
「もろもろの存在は変わりゆく。
怠らず精進しなさい。」という
最期の言葉を残し
静かに息をひきとったのでした。
お釈迦さまのご命日である
涅槃会の日には
瑞雲寺ではお釈迦さまの
最期の様子を描いた
「涅槃図」をかけて
そのご遺徳をしのびます。


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