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2017年09月01日
.今日より9月(長月)
秋の虫も泣き
朝晩、少しずつ
すごしやすくなったような・・・

この句は
澄み切った空に
皎々こうこうと
一輪の月が白く輝き
どこからともなく
一陣の清風が吹き渡って
木々の葉を鳴らします
くさむらからは虫の鳴き声
秋だなあと感じる
この清涼極まりない風景を
「月白く風清し」と
簡単明瞭に頌したわけです
しかし、ただ単に自然の美しさを
表現しただけではなく
この句の中に人としての
生き方を見なければなりません
私たちは何かというと、
世のさまざまな欲にとらわれ、
自分自身にもとらわれてしまいます
これらの執着を一切断ち切って
その清々しさを
「月白く風清し・・」と頌したのです。
月の光がそのまま
静かな池に
そのまま映しだすかのように・・


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Posted by 白龍山 瑞雲寺 at 15:54 │住職日記

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