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2018年01月20日

ピンクのパンダ

昨年、上野動物園で生まれた
パンダのシャンシャン
生後50日のころは
白と黒毛色だったシャンシャン。
しかし生後60日を過ぎた辺りから
徐々に白い部分に色がつき始め
生後80日を迎えるころには
全体的に赤みを帯びるようになった
比べると一目瞭然。
その理由は
「お母さんが赤ちゃんをなめてケアをする為
それによって赤く(ピンク色)なるらしい」
なんと、専門家によると
お母さんパンダがなめたことで
赤くなった可能性があるらしい。
母さんパンダは、
赤ちゃんの排泄を促したり
清潔さを保つために
1日に何度も何度も体をなめ
その唾液の色が付着して赤く見え
この行為は生後1年ほど
続く可能性があるという。
お母さんになめてもらうシャンシャン
赤ちゃんパンダの赤い色は
母の深い愛情の証だったのだ。
実に感動的なお話。

しかし、私たち人間は
我が子を
なめるまでの愛情を
与えているのであろうか?
人間社会にとって
愛情の証とはなんだろうか?
少しはお母さんパンダを
見本にしなくては‥。
禅語の中に慈愛とあるが
親が子供をいつくしみ、
かわいがらないようでは・・
この世の宝はどうなるのだろうか・・。

あらためて
家族について
考えてみたいもの・・



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Posted by 白龍山 瑞雲寺 at 19:55 │住職日記

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