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2021年05月14日
人皆苦炎熱
 (ひとはみな えんねつに くるしめども)
我愛夏日長
 (われは かじつのながきを あいす)
薫風自南来
 (くんぷう みなみより きたりて)
殿閣生微涼
 (でんかくは びりょうを しょうず)
前半2句は
唐の文宗皇帝が詠み、起承の二句
後半は
詩人の柳公権が付け足して
転句としてつけた二句の一節であり
意味としては
春から初夏ともなれば
南の方からほのかな
春の香りをふくむ
風が吹き来たり
部屋の隅々まで
涼やかな雰囲気に
包まれてしまう
   という意味
薫風の清涼さは
単なる感覚的清涼さではなく
精神的な清涼さとして、
是非、善悪・利害、得失などの
相対的な考え
思想にとらわれない
さばさばとした境涯であり
一切の煩悩の垢の抜けきった
無心の境地を表す語である

薫風


境内地には
まさに梅の実が
実っています
心爽やかな初夏を
感じてみては?


さて
皆様におかれましては
未曾有の災禍の中
大変なご苦労をされて
おられることと
案じております。
一日も早い
新型コロナウィルス感染症の
終息をお祈り申し上げます                     
      
              合掌




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Posted by 白龍山 瑞雲寺 at 08:20 │住職日記

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